UPSALA-EKEBY KERAMIK PORTRÄTT AV FEM KONSTNÄRER(洋書/スウェーデン語)
発刊:2006年
仕様:ハードカバー
内容:スウェーデン中部に位置する街ウプサラで1885年にフォンバール(von Bahr)一家が創業した陶磁器メーカー「Upsala-Ekeby (ウプサラ・エクビー)」の作品集です。
ウプサラはタイル制作に必要な粘土がよく取れる土地だったこともあり、この土地性を活かしてUpsala-Ekebyは元々工業的な側面が強く創業当初はレンガを作るメーカーとしてスタートしましたが、1920年代以降はアートディレクターやデザイナーを起用してクリエイティブ、アートの力と工業を融合させた美しい生活用品を生み出す方向に舵を切っていきました。
特にインテリアデザインとの親和性を重視した装飾性あるデザインコンセプトが功を奏し、1930−1940年代になってようやくUpsala-Ekebyは世界的な評価を獲得していくようになり、現在においては北欧でも子の分野において有数の企業となりました。
本書はそのウプサラ・エクビーで活躍した5名のデザイナーAnna-Lisa Thomson (アンナ・リサ・トムソン)、Vicke Lindstrand (ヴィッケ・リンドストランド)、Ingrid Atterberg (イングリッド・アッターボリ)、Mari Simmulson (マリ・シムルソン)、Hjördis Oldfors (ヨールデイス・オールドフォーシュ)
が残した数々の作品を紹介しています。
北欧のヴィンテージセラミックの世界では1950年代までの作品、作家、デザイナーに対する評価がまだまだ根強いものですが、1960−1970年代にも素晴らしい作品が多数生まれていたことを体感頂ける1冊です。
1978年に惜しくも閉鎖してしまった今はなきメーカーの世界観に触れてみてください。
全170ページ/ボリューム中
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