私にとってクラシックコンサートとは

先日、グレン・グールドが好きなら、とクラシックのコンサートにお誘いを受けて行って来た。(グレングールドとは、1932年生まれのカナダのピアニスト。)

 初夏の晴天の爽やかな夜風が吹く日で、外でビールを飲みたいのをグッと堪え、初めてのクラシックのコンサート。なにしろ初めてのことだったので詳しいことは分からないというのが正直なところだが、演奏中は驚くことが起きた。この日はベートーベンのピアノ協奏曲第4番などが演奏されたが、その演奏の間、仕事のインスピレーションが溢れて止まらなかった。仕事で課題になっていることをどうするべきか、どう向き合えば良いのか、交響楽団の演奏が進むのと同時にスルスルとインスピレーションが沸いてくる。これは止めた方がいいのではないか、演奏に集中するべきではないか、と悩んでみたりもしたが、これは進めるべきだなと観念して仕事のことに集中してしまった。これは私にとって新しい体験・発見であり、貴重な時間だった。演奏を細かく聞くことはできないし。こういう聞き方は邪道だが、演奏中は雑念もクリアになり、仕事のことにだけ集中できる良い時間だったし、不思議な達成感・高揚感もあってストレス解消にもなった気がする。

新しい体験を与えてくれて感謝。

クラシックとの関連書籍はこちら

GLENN GOULD / ENIGE PORTRAITS DES KÜNSTLERS ALS JUNGER MANN

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