JEAN ARP(洋書/フランス語)
発刊:1973年
仕様:ハードカバー、スリップケース付き
内容:ドイツとフランスの両親からそれぞれの文化と教育の影響を受けて育ったJean Arp(ヤン・アルプ/Hans Arp/ハンス・アルプ)は幼い頃から絵画、造形芸術、詩に強い興味を持って自然と芸術家への道を歩みました。
正規の美術教育を受けていながらもその伝統的な美術教育に拒否反応を示し、若きアルプは新しい芸術表現の可能性を模索していました。
アルプは独自の方向性を模索するためにパリ、ケルン、ミュンヘンをまわりながら、同時代の若きカンディンスキー、クレー、ピカソ、エルンスト、モディリアーニなど後の近代最高の芸術家たちとの交流も行なっていました。
第一次世界大戦を避けて、スイスのチューリッヒを拠点にしたアルプは、戦争や既存の伝統的な芸術表現に反抗しトリスタン・ツァラらと共にダダイスム運動を始めます。
最初の妻となるゾフィー・トイバー含め、様々な芸術家との出会いや共同活動で蓄積されたものが花開き、1927年にアルプにとって最初の個展がパリのシュルレアリスト画廊で開催された時期にアルプの有機的な「具象彫刻」のスタイルが生まれ、着実に築かれていきます。
戦前から戦後にかけてアルプの評価も確立され、数多くの彫刻作品を世界中に残しました。
本書は彫刻家であり詩人であったヤン・アルプの彫刻作品に焦点を当てた作品集です。
長きに渡る活動、人生の中で、人との出会いや別れも糧にして自らの道を切り開いたアルプの芸術表現に触れて頂ける1冊です。
全83ページ/ボリューム小
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