FRANZ ZEIER : PAPIER VERSUCHE ZWISCHEN GEOMETRIE UND SPIEL (洋書/ドイツ語)

発刊:1974年

仕様:ハードカバー

内容:スイス出身の紙のデザイナー兼装丁家であったFranz Zeier(1923-2011)の作品集です。

フランツ・ツァイアー(ツァイエ)はスイスの装丁家Friedhold Morf (1901-1960)や紙の彫刻家Eugen Häfelfinger (1898-1979)の下でグラフィックデザイン、製本技術を学びました。

ツァイアーはその後紙のデザイナーとして装丁や製本活動をしながら、チューリッヒ応用芸術学校(現在はデザイン学校)で製本を教えるコースの教鞭をとっていました。

1940年代以降のスイスでは芸術としての製本を行ういつくか運動が起こりましたが、ツァイアーは特殊な装丁、贅沢な製本に対して嫌悪感を抱いていました。

ツァイアーは生前「すでにある技術をごくシンプルに応用するだけでも美しい本は作ることができる」「簡単なことをする勇気を持つことも大切だ」という価値観について伝記で語っていたそうです。

彼は何かを変えたり新しくする方法ではなく、従来のものの良さを再発見したり、取り組む対象と従来の方法で遊びながらそれを発展させる方法を好んでいました。

シンプルで静かな美学と技術に向き合っていたツァイアーですが、スイスでは彼は立派な芸術家として評価されています。

ツァイアーは生前にいくつかの「商標」を登録しており、残されたものはボール紙によるカバー製作パターンでした。これはブックカバーや紙の玩具(彫刻)の製作や紙の玩具、紙の性質を学びたい方にも最適なものとなっています。

本書は彼が手掛けた膨大なオブジェの写真の他、いくつかのパターンやドローイングも掲載されており、紙の豊富な可能性を示唆しています。

全320/ボリューム大

往復発送方法:レターパック、クリックポスト

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