CARL AUBÖCK : THE WORKSHOP(洋書/英語)
発刊:2012年
仕様:ハードカバー
内容:19世紀にオーストリアで創設されたCarl Aubock(工房)の作品集です。
両親から金属工芸を学びウィーンの芸術学校、そしてドイツの伝説的な芸術学校バウハウスで絵画を学びました。
バウハウス初期の講師でもあったヨハネス・イッテンに美術を学び、さらにバウハウスの中核にいたウォルター・グロピウス、パウル・クレー、オスカー・シュレンマーからも多大な影響を受けました。
前衛的な芸術、アールデコの潮流、機能主義的プロダクト、単体では生まれえないどこにもない世界、これらを融合させる道を切り開いていくため1926年には親の工房を継ぐ事を決意します。
フリーハンドが生む有機的な線、オーストリアの土壌による影響のものでしょうか、音楽的な曲線を感じる彫刻と生活用品をここまで美しく融合させられる類まれな芸術家の世界観に触れて頂きたい1冊です。
またこの工房の素晴らしいのは、オーボック家の人間がこの工房を脈々と受け継いでおり、今なお4世代に渡って受け継がれ、先代からの技術や芸術思想が受け継がれている点にあります。世代、国を超えて美しいと評価されるものこそ、モダニズムの真髄ではないでしょうか。
本書は初代カール・オーボックから現在のカール・オーボック5世までの作品・家具などを191点のカラー図版で掲載しています。オーストリアモダニズムの礎を築いた最高の芸術工房の世界に触れてみてください。
全240ページ/ボリューム大
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