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マルタン・マルジェラの見解
マルタン・マルジェラ。
1957年、ベルギー生まれ。
1988年設立の同名のファッションブランドのデザインチームの一員で、デザイナー。2008年にチームから退く。
マルタン・マルジェラのインスピレーション源は「極端さ」と「日々の日常からの変化」。
マルタン・マルジェラの仕事は彼のものの見方や彼の作りたかったものを商品にしてお客様に着てもらうこと。技術的な可能性に支えられた「服に対する見解」を提議すること。
この提議の中には「ファッションはクラフトであり、技術的なノウハウであること」という思想が含まれていた。
マルタン・マルジェラという個人的な要素以外のところでマルジェラのメゾンが存在し、人々に受け入れられることに拘っていた。
マルタン・マルジェラの関心は服がどのように組み立てられているのかという構造に対する技術的な側面にあった。
マルタン・マルジェラは服の真正性に魅せられていた。
マルタン・マルジェラは技術の専門的研究によってのみ服が服に求められる役目を果たすことができると考えていた。
その結果として、品質の高さ、伝統、職人的な生産方法、ブランドの自主性、統合力を実現した。
マルタン・マルジェラのデザイン哲学とは「自立がなせる自由」だった。