Max Bill : Tomás Maldonado(洋書/スペイン語、英語、ドイツ語、フランス語)
発刊:1955年
仕様:ハードカバー
内容:ウルム造形大学の二代目の学長(1956年〜)だったTomás Maldonado(トマス・マルドナード/1922ー2018)はアルゼンチン出身の画家であり、工業デザイナーであり、デザインの理論家でした。
第二次世界大戦後、トマス・マルドナードは同じくアルゼンチンのアーティストらとともに、コンクリートアートに焦点を当てた芸術運動「Asociación Arte Concreto-Invención」を展開した人物です。ラテンアメリカの芸術家の多くが当時、社会主義や戦後の復興に関するテーマを使用した芸術表現を行っていました。
そんな中で1948年にヨーロッパ旅行中のマックス・ビルと出会ったことがきっかけで、トマス・マルドナードはウルム造形大学発足の翌年からデザイン科の講師として招かれ、1954年から1967年まで教鞭をとっていました。(※その後ミラノ工科大学でも環境デザインの教授を務めています。)
1960年代以降、マックス・ビルに並んでデザインアプローチや実践的な理論に大きな影響を与えた人物でもありました。
そんなトマス・マルドナードによるマックス・ビルの作品集、、ウルム造形大学の未来の二代目学長が、初代学長のマックス・ビルを紹介するという、、仕事の仲を超越した胸アツ(笑)のタイトルとなります。
マックス・ビルのことを当時「総合芸術家」として、芸術のみならず、芸術作品と工業製品の統合を可能にする卓越した能力を備えた「未来の芸術家」を最初に紹介したのがこのトマス・マルドナードでした。
このような重要な歴史的背景を持つ1冊が本書です。
テキストにおいてもスペイン語、英語、ドイツ語、フランス語を実現した美しいタイポグラフィとレイアウト。
全148ページ/ボリューム中
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