ラインズ 線の文化史 (和書/日本語)
発刊:2014年
仕様:ハードカバー
内容:インテリアデザイナーである内田繁の著書「家具の本」(晶文社)から、デザインの原型(プロトタイプ)は、文化人類学であることを学び、この本を読んでみようと辿り着きました。この本の著者はティム・インゴルド。イギリス出身の文化人類学者です。日常的活動のあらゆる場面を包括するのがラインであるというのがこの本の主張で、それは発話speechと歌songの違いから、編み物、織り物、筆写、輸送、絵画、建築まで言及は多岐にわたります。
私は個人的に編み物が好きです。日本で編み物と言ったら、棒針編みとかぎ針編みの2軸で、アフガン編みや機械編みはマイナー、北欧のノールビンドニングが最近日本に入ってきました。ただ、この本を読むと理解できるように、こういった名前のついた編み方だけでなく、世界にはもっと多様な名前もついていないような編み方があるし、自分が編み方を作ることだって出来るのではないだろうかと、創造意欲に駆られます。
モダニズムが好きな人にはもちろん、そういったモノづくりに関わる全ての方にとても刺激を持って読んでもらえる一冊です。
全267ページ/ボリューム大
往復発送方法:レターパック、クリックポスト
※送料が安くなるため、こちらのタイトルをご利用の月は定額料金から1000円のお値引きをさせて頂きます。
当ページ編集担当:プロダクトデザイナー兼ウェブデザイナー小玉良行