INGEALIFRANGIS : VÆVEREN VIBEKE KLINT
発刊:1997年
仕様:ハードカバー
内容:Vibeke Klint(ヴィベケ・クリント/1927-2019)はデンマーク出身のテキスタイルデザイナーです。ラグ、家庭用品、衣類のテキスタイルデザインからインテリアデザインまで、彼女の生涯を通しての仕事はデンマークのデザインや文化遺産においても重要な位置づけとされています。
Vibeke Klintは、コペンハーゲンの芸術工芸学校で織りを学び、1949年に卒業しました。Lis AhlmannやEa Kochなどにも訓練を施したデンマークのモダンテキスタイルデザインの母Gerda Henning(ゲルダ・ヘニング/1891–1951)に師事し古工房で働いていました。ゲルダ・ヘニングの死後にデンマークのTårbæk(トーク部)という町にあった彼女の工房を受け継ぐ形でキャリアをスタートしました。
デザインをヴィベケ・クリントが手掛け、誇り高い伝統、織り技術の豊富な経験、素材に関する深い知識を誇るインド北部の職人が手織りを行う流れでの作品づくりや、建築家(Mogens Kochなどの機能主義の優れた家具建築家)など他ジャンルで活躍するクリエーターとの共同制作による手工芸品の代表作のクオリティーは世界中で認められ、後にエガスベア賞(1972年)、エンゲルハルト助成金(1978年)、デンマーク国立銀行からの名誉ジュビリー助成金(1992年)、プリンス・エウシェンメダル(1996年)、デンマークの女王からダンネブロ勲章(2000年)など、長年にわたって数々の賞や栄誉を獲得し、現在ではデンマーク最高のテキスタイルデザイナーとして評価されています。
本書はそんなヴィベケ・クリントの作品集となります。クラシックな北欧の家具やアートにも合うようなシンプルなラグデザイン、織り工の技術力の一端を知って頂く入り口になるような1冊です。
全155ページ/ボリューム中
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