発刊:1990年

仕様:ソフトカバー

内容:レオ・レオーニと松岡正剛の対談を集録した貴重な絶版。控え目に言って生ける伝説、松岡正剛と絵本作家として著名なレオ・レオーニ(近年ではレオ・レオニという日本語読み)の対談議録。「間」というものの研究を押し進める挑戦的なコンセプトの1冊です。

レオ・レオーニはオランダで生まれイタリア育ち、29歳でアメリカに渡った後に帰化しており、育った背景から固定概念が削がれたデザイン思考があったのかもしれません。後にオリベッティ社のアートディレクター、パーソンデザイン学校のデザイン部長、アメリカ・グラフィックアート協会会長などを歴任しており、日本人の私たちからすると彼は絵本作家という肩書きをイメージしますが、実際のところグラフィックデザイナーであり、総合的なデザイナーであることがわかります。

子供たちが直感的に楽しめる美しい物語、登場する動物や植物たち、イラストレーション、フォルム、色彩、リズムを生み出してきたレオ・レオーニが「言葉」で何を語っているのか、というのが本書の存在を初めて知った時の私の印象でした。対談の相手は若き日の松岡正剛。二人のお互いの友好関係、信頼関係が本書の一節一節から伝わってきます。中には難解な議題や内容も含まれていますが、これが対談の形で進められているために多くの理解やインスピレーションが得やすい構造になっているのだと思います。

全190ページ/ボリューム大

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